たにむらクリニック
 
 
院長あいさつ アクセス 設備紹介 トップページ
 
設備紹介

はじめに
甲状腺の病気は女性に多い疾患で、症状は実にさまざまです。多くは体の代謝をつかさどるホルモン分泌の異常ですから、体全体に影響が及び、ほかの病気に間違えられやすく、多彩な症状より「更年期障害」、動悸息切れより「心臓病」、血圧が上がるので「高血圧」、高血糖や尿糖より「糖尿病」、だるさや無気力より「うつ病」などです。
 
甲状腺とは
甲状腺はのど仏の下にちょうど蝶が羽を広げて気管を抱くような形をしております。大きさは横幅4〜5cm、長さ4〜5cm、厚さ1cm位で、重量は約10〜15g位です。正常の甲状腺は外から触ってもわかりません。その働きは食物中のヨードを材料にして甲状腺ホルモンを作り、作られたホルモンは血液中に分泌されます。当面使われないホルモンは甲状腺内に貯蔵されます。甲状腺ホルモンは4個のヨードを含むサイロキシン(T4)と3個のヨードを含むサイロニン(T3)の2種類があり、T3はT4の4倍の働きや効果を待っています。また甲状腺で生成されるホルモンの量は脳にある下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調節されています。脳下垂体は血液中の甲状腺ホルモンが多すぎたり欠乏したりしないように監視し、TSHの分泌を自己調節しています。
 
甲状腺ホルモンの作用

体の新陳代謝を促すホルモンで、成長、発育を促進し代謝を活発にする働きがあります。ホルモンの中でも甲状腺ホルモンはとりわけ重要な役割を持っています。分泌が多すぎると、心臓や腸の働きを高め、頻脈や下痢を起こしやすくしたり、代謝が高まるため沢山食べてもやせたり、気持ちはイライラ、汗を沢山かくなどの症状が出ます。反対に分泌が少なくなると全身の代謝が低くなり肉体的にも精神的にも活動が鈍くなり、いつもだるい、眠い、意欲も低下し、物忘れをするようになります。皮膚は乾燥し、便秘になります。

 
甲状腺の病気
甲状腺の病気は大きく3種類に分ける事ができます。
(1)甲状腺機能の異常によるもの
甲状腺ホルモンの分泌過剰の代表はバセドウ病です。不足すると甲状腺機能低下症で、代表的なのは慢性甲状腺炎(橋本病)です。
(2)甲状腺の炎症によるもの
慢性甲状腺炎は甲状腺の炎症によって機能が低下する病気です。ほかに急性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎があります。これらはそれぞれ独立した疾患です。
(3)甲状腺の腫大によるもの
甲状腺が全体に大きくなる単純性びまん性甲状腺腫と腫瘍があります。腫瘍は結節(瘤)のようになりますが、良性の事が多く結節性甲状腺腫と呼ばれます。悪性甲状腺腫(癌)はほかの癌に比べ治りやすい癌です。代表的疾患について述べたいと思います。
●バセドウ病
自己免疫疾患と考えられ、甲状腺を過剰に刺激する物質が原因で甲状腺のホルモンの生産が増え、機能亢進症となり、先に述べた動悸、息切れ、多汗、体重減少、指先のふるえなどが出て、甲状腺が腫れて大きくなり、目が飛び出たりします。女性に多く男性の約6〜7倍といわれています。治療は抗甲状腺剤の投与、放射線性ヨード療法、手術があります。

●慢性甲状腺炎(橋本病)
自己免疫疾患の代表的な病気です。慢性的に甲状腺が侵され、症状が軽いうちは甲状腺がきちんと働いているのですが、重くなると甲状腺機能が低下してきます。女性に多く男性の約30倍です。機能が低下すると先に述べた無気力、体のだるさ、寒がり、むくみ、体重増加などが出現し、コレステロール値が高くなります。機能低下の治療は甲状腺ホルモン剤を服用することです。

●亜急性甲状腺炎
急に発熱し全身のだるさ、頸部の疼痛を訴え風邪のような症状です。甲状腺は硬く、押すと痛みがあったり、耳や後頸部に痛みが走ることもあります。副腎皮質ホルモン剤が効果的です。

●甲状腺の腫瘍
前述した良性と悪性の腫瘍があり、触診、超音波検査、吸引細胞診で診断されます。良性でも大きければ手術をすすめることがあります。悪性でも甲状腺の場合はゆっくり経過し、癌としてはたちの良いものが多いのですが、治療は手術が基本です。自覚症状は少なく、検診やドックなどで腫瘍を指摘されることがあります。
 
甲状腺の病気は症状によりほかの疾患と間違えられやすいと話しましたが、思い当たる症状があるときは、ためらわずに専門医を受診することをおすすめします。また検診やドックも受けるようおすすめします。
 
設備紹介

甲状腺とその病気
 


  院長あいさつアクセス設備紹介トップページ
〒020-0866  岩手県盛岡市本宮字小板小瀬13-2  TEL 019-601-2990 FAX 019-659-1211  
 
Copyright(c)2007-15 Tanimura Clinic All rights reserved.